第20回 耐候性、低汚染性、遮熱機能を最大限に高めた最強塗料 vol.2/3
- 2015年07月25日
こんにちは。
いつもご信頼頂き、本当にありがとうございます。
株式会社 美匠代表の高橋と申します。最近はすっかり夏の陽気ですね。
久しぶりに聞くセミの声を聞きながら
このコラムを書いています♪前回のコラムでは、
プレミアムペイントという業界唯一の最強塗料について、
塗膜の劣化要因である「紫外線」「熱(太陽熱)」「水分(雨)」について、
簡単ではありましたが、お話させて頂きました。今回のコラムでは、
「ラジカル制御」という特殊な機能を持つ顔料について
お話させて頂きます。一般的な塗料、
とくに白色や淡彩色(うすい色)に多く使われている顔料に
「酸化チタン」という顔料があります。この酸化チタンは、
「光触媒塗料(ひかりしょくばいとりょう)」という
機能性塗料にも使用されている「分解する」力がある顔料ですね。光触媒塗料とは、
「太陽の光で外壁についた汚れを分解・浮かせて、雨で洗い流す」
という、汚れにくい塗料として注目されていました。しかし、この分解する作用は、
「汚れ」だけに作用するものではありませんでした。そうです、
光触媒塗料を含む、酸化チタン顔料を多く含む塗料では、
自身の塗膜に対しても「分解」してしまうのです。この「分解作用」=「ラジカル」を防止する対策として、
酸化チタン顔料のまわりをコーティングして
塗膜を分解する作用を防ぐ新技術の顔料が、
「ラジカル制御」という顔料です。このラジカル制御の顔料を用いることで、
太陽光などの紫外線劣化や雨などの水分劣化を
さらに防ぐことができるようになりました。「ラジカル制御」機能のついた塗料は
最近、大手塗料メーカーから発売されました。しかし、それらの塗料は、
ラジカル制御の技術を使用した一方、樹脂をアクリル樹脂にしたり、
シリコン樹脂でも量を少なくしたりするなどして、結局、樹脂による耐候性は落ちているため、
樹脂による耐候性、顔料による耐候性
どちらも満たす耐候性のある塗料ではありませんでした。それらの問題を改善し、どちらも満たした塗料が、
私たちが使用している「プレミアムペイント」なのです。・従来フッ素塗料を超えるハイグレードフッ素塗料
SHANGRI-LA(シャングリラ)シリーズ・塗料史上、最強の耐候性を持つ無機ハイブリッド塗料
No.1(ナンバーワン)シリーズこの2つのシリーズに
ラジカル制御の技術が使われています。これで「樹脂」による耐候性、「顔料」による耐候性を最大限に高め、
「紫外線劣化」と「水分劣化」を最小限に抑えることができます。次号ではさらに「熱劣化」までも最小限に抑える
最強塗料についてお話させて頂きます。コラムの内容などでわかりづらい点などございましたら、
お気軽にご連絡を頂けたらと思います。最後までお読み頂き、ありがとうございました。
一級塗装技能士/塗料開発技術者
初代代表親方 高橋 誉