第72回 従来の外壁塗装・屋根塗装を超えるセブンクリア™ vol.8
- 2020年11月28日
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
美匠未来建設 代表の高橋と申します。
前回に引き続き、従来の外壁塗装・屋根塗装を超える
新技術を採用した新しい外壁塗装・屋根塗装である
七大劣化抑制技術(ななだいれっかよくせいぎじゅつ)
「セブンクリア™」についてお伝えさせて頂きたいと思います。
外壁塗装・屋根塗装における劣化要因に対するお話を、
第1回目は紫外線劣化を、第2回目は熱劣化を、
第3回目は水分劣化を、第4回目は酸性劣化を、
第5回目は塩害劣化をお伝えさせて頂きました。
今回は6つ目の摩耗劣化についてお伝えしたいと思います。
摩耗劣化というのはなかなか聞きなれない言葉だと思います。
しかし実は毎日この劣化因子から影響を受けているのです。
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[摩耗劣化]
繰り返される衝撃による劣化・ハガレの発生
6つ目の劣化因子として挙げられるものは摩耗劣化です。
摩耗劣化とは、外装材(外壁・屋根・付帯部)に付着する
土、粉塵、黄砂、ホコリ、スス、雨、雪 などの
自然環境が原因となるものと、
人やモノが触れたり擦れたりすることが原因となるものと、
大きく2つに分かれます。
これらが繰り返し衝突することにより、塗膜に微細な傷が付き、
少しずつ摩耗し、機能低下を起こす劣化です。
土埃ひとつとっても、
数十ミクロンという超薄な塗膜にとっては
非常にダメージを受ける劣化因子となってしまうのです。
また、自然環境が原因となる摩耗劣化の場合、
とくに平らな部位(屋根、屋上、ベランダ床、笠木、塀上辺)
に対して顕著にダメージを与えていきます。
ダイレクトに衝撃を受けることと、
その場に物質が留まることによる二次劣化を促進させてしまうからです。
これらの摩耗劣化に対して対策をしっかりと打っていくことが、
塗膜そしてお家自体を長持ちさせていくために必要です。
そのために私たちが行っている対策は次の通りです。
耐摩耗性能を必要とする部位の代表格は前述したように、
屋根やベランダなどの水平に近い部位となります。
このような部位に関しては
高硬度の塗膜を形成する塗料を使用する必要があります。
塗膜が固いほど摩耗や衝撃に強い性能を発揮するからです。
しかし高硬度の塗料は外壁面では不向きとなります。
お家の揺れやひび割れに追従する要素も必要なため、
多少なりとも柔らかい塗膜を形成する必要があるからです。
このように部位ごとに適した塗料性能というのは
変わりますので気を付けなければなりません。
そして、耐摩耗性能を100%発揮するために
大切な要素がもう一つあります。
それは「塗膜の厚み」です。
適正量をしっかりと塗膜化しなければ、
どれだけ高硬度の塗料を使用しても性能を十分に発揮することができません。
この2つの要素が揃ってはじめて性能を100%発揮できるようになります。
この知識と意識が摩耗劣化を未然に防ぐための重要なポイントとなっていきます。
摩耗劣化に対して、
主に中塗り層、上塗り層にて外的要因から塗膜を守り、
ひいてはお家自体を守る役目を担っていきます。
この摩耗劣化を抑制するために
耐摩耗性効果の非常に高いAランク材料
(耐摩耗性試験合格済)を標準仕様としています。
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このセブンクリア™を、今後の美匠未来建設の外壁塗装・屋根塗装では
標準仕様としていき、塗装本来の「目的」「本質」から正しいメンテナンスを手がけていきます。
“塗膜”の長持ちだけでなく、“建物自体”から劣化を最小化して長寿化を実現する品質を、
標準仕様でお客様の大切なお家の外壁・屋根へお届けさせて頂きます。
「お家をしっかりと守りたい」「雨漏りをキッチリ防ぎたい」「お家を末永くきれいに長持ちさせたい」
とお思いのお客様にはぜひ続きもご覧頂ければ幸いでございます。
引き続き、何卒よろしくお願いいたします。
美匠未来建設 株式会社
代表 高橋 明暉
■一級塗装技能士
■建築塗装指導員
■塗料 / 工法 開発者
■日本建築塗装職人の会 技術顧問
■日本建築業者協議会 常務理事