第68回 従来の外壁塗装・屋根塗装を超えるセブンクリア™ vol.4
- 2020年09月26日
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
美匠未来建設 代表の高橋と申します。
前回に引き続き、従来の外壁塗装・屋根塗装を超える
新技術を採用した新しい外壁塗装・屋根塗装である
七大劣化抑制技術(ななだいれっかよくせいぎじゅつ)
「セブンクリア™」についてお伝えさせて頂きたいと思います。
前回は、外壁塗装・屋根塗装における最も劣化する要因となっている
紫外線劣化についてお伝えさせて頂きました。
今回は二つ目の熱劣化についてお伝えしたいと思います。
—————————————————————————————-
[熱劣化]
熱によって劣化や変形など様々な悪影響を受けます
2つ目に劣化要因として大きく占めるものは熱による劣化です。
熱は太陽光に含まれる赤外線の中でも、
近赤外線とよばれる領域(波長:780~2500nm)であり、
最も物質に吸収されやすい波長領域となっています。
吸収されたこのエネルギーは、分子運動を活発にし熱へと変わります。
太陽光エネルギーのうち約50%を占めます。
その他の太陽光エネルギーとしては、
紫外線 約3%、可視光線 約47%となっています。
この熱エネルギーにより、塗膜の伸縮膨張による疲労劣化や、
外装部もしくは塗膜各層との熱膨張係数の差による
付着劣化などの引き金となっていきます。
そのほかにも外装材(外壁・屋根・付帯部)自体に対し、
蓄熱による反りや変形、熱冷の繰り返しによる爆裂、
目地シーリング材の破断、室内温度の上昇、
などを引き起こしていく原因となっています。
これらの熱劣化に対して対策をしっかりと打っていくことが、
塗膜そしてお家自体を長持ちさせていくために必要です。
そのために私たちが行っている対策は次の通りです。
—————————————————————————————-
一般的に下塗り塗料というのは透明タイプが多く、
耐候性能も付与されていません。
下塗り層は最終的には隠れて見えなくなるものですが、
下塗り層というベースに遮熱効果の高い白色を
採用することで遮熱効果は高まります。
そして外装材(外壁・屋根・付帯部)自体の強化、
美観性向上を下地から図ります。
下地強化と遮熱性能の付与といったベースを
つくり上げていくことが熱劣化に対して重要な対策となります。
また、屋根は外壁に比べて3倍速く劣化が進むと言われています。
そのため、外壁と同等の耐候年数を実現するためには、
より高品質・より高硬度な塗膜形成が求められます。
これらを理解したうえでの仕様と施工が重要となります。
サーモグラフィ画像でわかるように、
外装材(外壁・屋根・付帯部)は太陽光に含まれる
近赤外線エネルギーにより蓄熱していきます。
この蓄熱によって劣化を促進させていきます。
この熱劣化を最小化するための技術が
「防熱バキューム技術™」です。
この技術は耐候性能を向上させつつ、
防熱(遮熱・断熱)性能を付与させた新技術です。
従来の断熱塗料では機能性を重視するために
耐候性能は抑えられており、反対に耐候型塗料では
断熱性などの機能を付与することができませんでした。
この七大劣化抑制技術 セブンクリア™では、
耐候面・機能面・コスト面の課題を解決した
唯一の技術・工法となっています。
とくに屋根の仕上げ層には遮熱(しゃねつ)性能を
付与した塗膜を形成していき、熱劣化をさらに抑えていきます。
遮熱塗料にも種類が多々ありますが注意しなければならない点として
「早期色あせ(色とび)」の症状が挙げられます。
遮熱塗料特有の顔料設計により、
紫外線に弱い顔料(有機濃彩色)を使用せざるを得ない
安価な遮熱塗料の場合は3年~5年以内に早期色あせ(色とび)が
起きることが非常に多いからです。
そのため私たちは顔料設計から見直し、
有機濃彩色を使わない最新の無機濃彩色を使用した
次世代型の遮熱塗料のみを使用するようにし、
長期間にわたって美しい発色と遮熱性能を実現していきます。
—————————————————————————————-
このセブンクリア™を、今後の美匠未来建設の外壁塗装・屋根塗装では
標準仕様としていき、塗装本来の「目的」「本質」から正しいメンテナンスを手がけていきます。
“塗膜”の長持ちだけでなく、“建物自体”から劣化を最小化して長寿化を実現する品質を、
標準仕様でお客様の大切なお家の外壁・屋根へお届けさせて頂きます。
「お家をしっかりと守りたい」「雨漏りをキッチリ防ぎたい」「お家を末永くきれいに長持ちさせたい」
とお思いのお客様にはぜひ続きもご覧頂ければ幸いでございます。
引き続き、何卒よろしくお願いいたします。
美匠未来建設 株式会社
代表 高橋 明暉
■一級塗装技能士
■建築塗装指導員
■塗料 / 工法 開発者
■日本建築塗装職人の会 技術顧問
■日本建築業者協議会 常務理事