第3回 外壁からの雨漏り 《梅林》
- 2015年04月16日
こんにちは!
『住宅塗装職人直営専門店』美匠
西区店職人リーダー梅林です!今日は、久しぶりの晴天になり
現場で塗装工事をしてきました!!最近の天気は
雨が続き塗装工事が進まないので
現在施工中のお客様に
迷惑をかけてしまい大変心苦しいです。雨が続くと心配なのは
雨漏りですよね。原因は様々あるのですが、
今回、僕がお伝えしたいのは
外壁からの雨漏りです。雨漏りと言うと
「屋根(瓦)の痛み・老朽化」
「外壁のひび割れ」
「サッシ廻りなど、老朽化で隙間が出てきた」
「防水が切れた」
などの理由が必ずありますよね。確かに直接的な原因としては、
そういった理由で雨漏りすることが多いのは確かです。ですが一般住宅の雨漏りの原因のほとんどは
外壁、特に窓廻りや換気口廻りからの雨漏りです。まず知っておいて頂きたいのは
窓や換気口などの開口部は
「雨水に対し、構造として弱点となり得る部分」
ということです。つまり他の箇所よりも入念に
防水処理をしなければなりません。それだけに防水技術の良し悪しが
結果として「雨漏り」という形で現れやすいのです。通常外壁の下には、防水シートが貼ってあります。
「防水シートが貼ってあるなら少しぐらい水が入っても防いでくれるのでは?」
と思いますよね。
実は防水シート単体では、
防水効果は期待できないのです。そもそも防水シートは
外壁の割れ、欠け、ヒビから
入り込んだ雨水を、屋内まで浸透させず、
速やかに排出することを目的としています。つまり防水シートは外壁の持つ
防水効果を高めサポートするための
ものと言えますね。防水シート自体の寿命は長く
「防水シートのみ劣化したため交換」
というケースはまずほとんどありません。しかし、先ほど説明した
「雨水に対し、構造として弱点となり得る部分」
が劣化してしまった場合にのみ
防水シート自体が外気にさらされ
劣化していくということに繋がります。このことから
「最近の外壁は防水がしっかりしているから大丈夫」ではなく、
外壁の特性や弱点・寿命を把握しておき、「雨水に対し、構造として弱点となり得る部分」
=窓や換気口などの開口部を定期的に点検し、少しでも異常があれば
補修などのメンテナンスを行うことが
雨漏りをおこさないために重要と言えます。次回のブログでは、
主に使用されている
外壁の種類・特徴など自分でできる
対策をお伝えしていきますので
お楽しみに!!西区店 職人リーダー 梅林