第41回 施工品質を高めるためには「商品作り」がカギ!
- 2017年11月16日
お母さんお父さんこんにちは!
いつもお読みくださり、本当にありがとうございます。
塗装専門店 美匠代表の高橋と申します。前回のコラムでは、
国家資格 一級塗装技能士の塗装職人を
育成・輩出することについてお伝えいたしました。
職人の技能向上により、施工品質が高まるという内容でした。今回は別の視点から施工品質について
お伝えさせて頂きます。一言で塗装職人と言っても、
大きくわけて3種類に分かれております。①公共工事の橋梁やビル、マンション等の大型物件をメインに
塗装仕事を行っている塗装職人②住宅やアパート等の住人がいる物件をメインに
塗装仕事を行っている塗装職人③建具や家具、モノ等の常に手に触れるものをメインに
塗装仕事を行っている塗装職人このように、日々に何を塗装しているかによって、
職人の技能や‟クセ”が身についていきます。①公共工事やビル、マンション等の大型物件を
常に塗装している塗装職人は、とてもスピードが速く、テキパキと仕事をこなしますが、
住宅やモノ作りのような細かな作業には向きません。なぜなら、仕上げよりもスピードを重視するのが
公共工事やビル、マンションなどの大型物件の塗装工事に
重要視されるポイントだからです。一方で、②住宅やアパート等の住人がいる物件を
常に塗装している塗装職人は、まず気を遣うことができます。
気を遣えなければクレームが発生する恐れがあるからです。そして、住宅やアパートは公共工事や大型物件に比べて、
細かな作業が多く、また、お施主様によるチェックが入るため、
常にキッチリと施工することが重要視されます。スピード作業ではできないため、
住宅やアパートをメインに塗装仕事を行っている塗装職人が
公共工事や大型物件の仕事をした場合は赤字になってしまう
可能性が高いと言えます。そして、③建具や家具、モノ等の常に手に触れるものを
常に塗装している塗装職人は、とにかく細かく、繊細な技術力を持っています。
手に触れるもののため、塗り残しなどは一切許されないからです。しかし、住宅や公共工事などの塗装作業のように、
体力を使う動きには適用しにくい面があります。このように、大きく3種類の塗装職人に分かれますが、
それぞれメリット、デメリットがあります。しかし住宅塗装・アパート塗装の場合には、
住宅塗装・アパート塗装を専門としている塗装専門店を選ぶことが
品質の高い施工を実現できるのは納得できると思います。その上で、繊細な目と腕が必要となる「商品作り」を行うことが
さらに施工品質を高めるために必要であると言われており、
美匠では2年前より商品作りを行ってまいりました。プロの塗装専門店が購入される色見本カタログの制作を通して、
施工技術力をさらに磨いております。やはり同じ塗装職人の施工店へ販売するものなので、
良い意味でプレッシャーがあり、美匠職人たちは真剣に制作に励みます。
常に手で触れるもののため、小さな傷や汚れ、ゆがみがないかチェックします。
施工店様が気持ちよくお使い頂けるよう、細心の注意を払ってお届けしています。このように、
住宅やアパート以上に細かな作業を行える職人を育成し、商品並みに繊細な仕上り・品質を
住宅やアパートで実現するための取り組みを
2年前より美匠では行っておりました。お母さんお父さんは、
「住宅塗装を専門とする施工店」と
「住宅塗装を専門とした上で、商品作りまで手掛ける施工店」の
どちらの施工店に塗装工事をお願いしたいと思うでしょうか?従来の外壁塗装・屋根塗装ではない「美匠品質」を
ぜひご覧頂けましたら幸いでございます。お近くの施工宅様をお知りになりたい方は
お気軽にお問い合わせくださいませ。最後までお読みくださり、
本当にありがとうございます。■一級塗装技能士
■塗装指導員
■塗料開発技術者
■日本建築業者協議会 常務理事
■日本建築塗装職人の会 技術顧問