第2回 外壁塗装・屋根塗装の知識 - 工事金額編① -
- 2015年03月10日
いつもありがとうございます。
株式会社美匠代表の高橋と申します。本日は、
外壁塗装・屋根塗装の知識として、
『工事金額①』についてお話させて頂ければと思います。実際に塗装の見積りを数社から取ってみるとわかりますが、
どの業者も同じ家を見積りしているはずなのに値段が違う、
といったご経験をされたお母さんお父さんも多いのではないでしょうか?80万円の見積りもあれば、
100万円だったり、
150万円の見積りもあったり。。単純に考えれば、
80万円の見積りを持ってきた業者が
一番親切だと感じますね。しかし、そうとばかり言えないのが
この外壁塗装・屋根塗装の難しいところで、
失敗や後悔をしてしまう方が後を絶たないのです。塗装の工事金額の構成を考えてみると、
①足場代
②材料代
③人工代(職人の手間代)
④諸経費と、見積書は主にこの4つの構成に分かれるのですが、
さらに深く見ていくと、⑤工事内容(どこまで手をかけてくれるか)
⑥塗料の質や部位別の塗料選定
⑦外壁・屋根・付帯部の保証の有無
⑧業者の種類(工務店、ハウスメーカー、営業会社、リフォーム会社、塗装店)
など、見積書では表面的なところしか見ることができず、
実際の工事でどこまで手をかけてくれるのか、
業者の種類によっても工事金額が大きく違うのです。工務店や営業会社、リフォーム会社に仕事を依頼しても
実際に工事を行うのは塗装店なので塗装店に直接頼んだ方が安い、
と思うのが自然だと思います。もちろん一番ムダがないのは塗装店に直接頼むことです。
ただ、塗装店でも見極めるポイントがあり、
①公共物の塗替えがメインか住宅の塗替えがメインか
②お客様から直接仕事を頂く元請けか、業者から仕事をもらう下請けか
③職人の対応
④工事内容
⑤保証体制など、大きく5つのポイントがあります。
公共物の塗替えをメインで行っている場合や
業者から仕事をもらっている下請けメインの塗装店だと、工期や人件費などに追われているため、
スピード仕事に慣れていて、どうしてもその場しのぎの仕事に
ならざるを得ない状態なのです。。お客様から直接仕事を頂く元請けの場合は、
職人の対応や工事内容、保証体制が整っていて
キッチリとしている場合が多いと思います。一番確実なのは、その業者が施工したお家を見せて頂き、
そこのお客様と直接お話をしてみることだと思います。次号では、具体的な数字を含めて
さらに詳しく工事金額についてお話させて頂きます。お読み頂きまして、ありがとうございました。
一級塗装技能士/塗料開発技術者
初代代表親方 高橋 誉