第12回 塗装業者の選び方 -ステップ5 -
- 2015年05月16日
お母さんお父さんこんにちは。
いつもお読み頂き、本当にありがとうございます。
株式会社 美匠代表の高橋と申します。前回のコラムでは、
施工保証の長さで業者の覚悟や自信が
ある程度わかるというお話をいたしました。地域に根付き、施工保証がしっかりとしている
業者を見つけることが、お母さんお父さんの大切なお家の外壁塗装・屋根塗装を
成功させるポイントとなってきます。今回は、「この業者なら安心できそう」と、
何社か見積りを取る候補の業者を見つけた際に、
気をつけるべきポイントについてお話させて頂きます。-ステップ5 見積りを業者から取る際の注意点 -
お家の外壁塗装・屋根塗装となると、
建てた工務店やハウスメーカー、
知り合いやご近所の塗装店、
チラシが入った総合リフォーム店、
飛び込みや電話勧誘の営業会社、たくさんありすぎて迷ってしまいます。
どの業者も良い点もあれば悪い点もあります。見積りを数社から取られたお母さんお父さんの中には、
同じ家を見積りしているのにどこに聞いても値段がマチマチ・・・
一体なぜなの?と思われた方も多くいました。このコラムを読まれている方の中にも
ご経験された方がいらっしゃるかもしれませんね。そうなのです、
塗装業界には価格の基準というものがないのです。
だから追加工事やぼったくりという被害が後を絶たないため、
約10年に一度の塗替えイベントで悔しい思いをされる方が大勢いるのです。。少し前に問題になった、
大手営業会社による外壁塗装・屋根塗装についての本当の話ですが、なんと私たちの二倍近い費用で契約をしていたそうです。
しかも、お客様によって費用が違っていたそうです。さらに、業者に渡す施工費用は、
なんと私たちが通常施工に必要としている費用の半分以下・・・。お母さんお父さんは通常の半分以下の費用で
塗装工事をやらされる業者の本音を聞いたことがありますか?「とにかく早く終わらせなければ・・・」
これが事実です。
しかし一方では、私たちの3分の2くらいの安い費用で、
「うちは同じ材料でやる!」と言い張る業者もいます。実際はもちろん同じではないのですが
契約欲しさにこのようなことも言ってきます。お母さんお父さんがこのような現状を把握していれば
被害を出さずに済む可能性が高くなるのですが、
まだまだ自分たちの力不足です、申し訳ありません。。塗装業界がこのような状況なので、
私たちも時には「お宅は高い」と言われて断られたり、
時には「一番安かった」と言って任せて頂けたりします。しかし私たちの工事費用は、
何十年と大きな塗料の値上げなどが無い限り、
単価はいつも同じです。そうコロコロ変わるものではありません。そんなことから、
お母さんお父さんが業者を選ぶ時、
きちんとした料金基準・見積書があることはもちろんですが、
それが基準にはなりにくいという事が分かりますよね?なぜなら、費用はどのお店でも違うのですから・・・。
もちろん、材料で選んで失敗をされたというご経験も多いのがこの業界です。業者を決めるのは、簡単なことではないかもしれません。
見積書で注意して見て頂く点として、・一式表示ではないか(細かな数量が表示されているか)
・細かな箇所まで、どんな塗料で、何回塗って、何年保証があるのか記載されているか
・お家の傷み具合や塗装仕様が記載された調査診断書などの資料はあるか
・施工保証がキッチリと記載されているか
・会社として県知事許可証や一級塗装技能士などの免許はあるかなどなど。
そんな中で、まず基準にしたいことは・・・やはり、
地域に根ざした業者で、
地元での施工実績が多くあり、
塗装後のお客様と良好な関係が続いていることそのようなことだと、つくづく感じます。
ステップ5までは外壁塗装・屋根塗装に関する知識を中心に
お話させて頂きました。次回ステップ6からは具体的な業者の探し方について
お話させて頂ければと思います。最後までお読み頂き、ありがとうございました!
一級塗装技能士/塗料開発技術者
初代代表親方 高橋 誉